技術士総監ソング「プラスチックごみの歌」

総監キーワード「海洋プラスチックごみ問題」について、替え歌を作りました。

聴覚から覚え、海洋プラスチック問題について考えてみませんか。

歌詞

プラスチックごみ
増えてるぜ

プラスチックごみ
海に流れてるぜ 1位中国、アジア

海の中には1億5千万トン

ペットボトル プラボトル
容器類 漁網にロープに ブイブイ
ポリ袋 発泡スチロール

地球規模で広がる プラスチック

魚も食べちゃう マイクロ プラスチック

船舶航行 障害

観光 漁業にも影響

魚の量より多いぜ 

年間800万トン

手遅れになるまえに 再利用!

発生抑制 製造

リサイクルリユースリデュース

手遅れになる前に さあ 3R!

技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問6

Ⅰ-1-6 標準原価計算の原価差異分析では、標準原価から実際原価を差し引いた差が原価差異として計算分析され、その目的は原価の管理に資することにある。原価差異は、その正負により、それぞれ有利差異および不利差異と呼ばれる。参考のため、これらの原価差異分析でよく利用される分析概念図を下に示す。ここでは直接材料費と直接労務費を対象とした差異分析の例を取り上げる。

  製造企業のA社は、品目Xについて、次に示す標準原価を設定している。  

  a.標準直接材料費:標準単価は500円/kg、標準消費量は1,000kgである。

  b.標準直接労務費:標準賃率は1,000円/時間、標準作業時間は500時間である。実際に発生した原価として、次に示す数値が得られた。

  c.実際直接材料費:実際原価は450円/kg、実際消費量は1,100kgであった。

  d.実際直接労務費:実際賃率は1,200円/時間、実際作業時間は400時間であった。なお、差異分析に当たっては、a~dに述べた事項以外の条件は考えないものとする。直接材料費と直接労務費の原価差異分析に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 

①標準直接材料費および標準直接労務費は、いずれも500,000円である。

②数量差異は-50,000円(不利差異)である。            

③賃率差異は-80,000円(不利差異)である。            

④直接材料費の差異は5,000円(有利差異)である。          

⑤直接労務費の差異は-20,000円(不利差異)である。


 標準原価計算においては、標準原価と実際原価を比較し、標準原価の方が大きい場合(すなわち、「標準原価>実際原価」)における両者の差異を有利差異とし、標準原価の方が小さい場合(すなわち、「標準原価<実際原価」)における両者の差異を不利差異とします。 

 この考え方を前提として、以下それぞれの選択肢について解説します。


①標準直接材料費および標準直接労務費は、いずれも500,000円である。

→適切 標準直接材料費は、

 500円/㎏×1,000㎏=500,000円となります。

一方、標準直接労務費は、1,000円/時間×500時間=500,000円となります。

従って、この選択肢は正しいことになります。


②数量差異は-50,000円(不利差異)である。

→適切 数量差異は、以下の計算式で算出します。

(標準消費量ー実際消費量)×標準価格

これを今回の問題に当てはめると、

(1,000㎏-1,100㎏)×500円/㎏=-50,000円(不利差異)となります。

従って、この選択肢も正しいことになります。


③賃率差異は-80,000円(不利差異)である。

→適切 賃率差異は、以下の計算式で算出します。

(標準賃率ー実際賃率)×実際作業時間

これを今回の問題に当てはめると、

(1,000円/時間-1,200円/時間)×400時間=-80,000円(不利差異)となります。

従って、この選択肢も正しいことになります。


④直接材料費の差異は5,000円(有利差異)である。

→適切 直接材料費の差異は、以下の計算式で算出します。

(標準直接材料費-実際直接材料費)

これを今回の問題に当てはめると、

(標準直接材料費:500円/㎏×1,000㎏)-(実際直接材料費:450円/㎏×1,100㎏)=5,000円(有利差異)となります。

従って、この選択肢も正しいことになります。


⑤直接労務費の差異は-20,000円(不利差異)である。

→最も不適切 直接労務費の差異は、以下の計算式で算出します。

(標準直接労務費-実際直接労務費)

これを今回の問題に当てはめると、

(標準直接労務費:1,0000円/時間×500時間)-(実際直接労務費:1,200円/時間×400時間)=20,000円(有利差異)となります。

従って、差額である20,000円を不利差異としている点で、この選択肢は誤りになります。

以上より、正解は⑤


 

どうなる!?技術士総監キーワード2021勝手に予想

 総監キーワード2020で新規追加されたキーワード、択一問題に意外と出ませんでしたね。。しかし、筆記試験を突破しても「口頭試験」が控えています。その時のためにも2020のキーワードはもちろん、2021で追加されるであろうキーワードも予測する必要があります。

 総監の口頭試験では「あなたが〇〇の立場だったらどう考えるか、5つの管理で言ってください」というのがよくあるらしいです(私は受けたことないのですが・・・)

とりあえず、新キーワードの予想です。

Society5.0

 ソサエティ5.0と読みます。これは2020の択一問題で出ましたね。

 サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)

 狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。(内閣府より)

バイオマスプラスチック

 再生可能なバイオマス資源を原料に、化学的または生物学的に合成することで得られるプラスチック。
 それを焼却処分した場合でも、バイオマスのもつカーボンニュートラル性から、大気中のCO2の濃度を上昇させないという特徴がある。これにより、地球温暖化の防止や化石資源への依存度低減にも貢献することが期待される(バイオプラスチック協会より)

 2020年新キーワードの、海洋プラスチック問題の解決策になりますね。しかし、おそらく高額なため、経済性管理とのトレードオフが考えられます。また、原料がトウモロコシ等の食品であるため、食料不足も懸念されますが、後述する食品ロスとの関係で考えることができそうです。

自動運転/超小型モビリティ

 自動運転の問題は2020に出題されましたね。新東名高速道路の隊列走行トラックを思い浮かべた人もいるのではないでしょうか

 「超小型モビリティ」

 超小型モビリティとは、自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人~2人乗り程度の車両をいいます。(国土交通省)

 環境にやさしい、がキーワードになりそうですね。また法定速度が60km/hに限定されるなど、「建設部門ー道路」のキーワードにもなりそうです。

航空法/電波法

 2020年も出題された「ドローン」に関するキーワードです。

 もう2回ほど出題されたので、そろそろ出ないかもしれませんが・・・。また、電波法(陸上特殊無線技士)の知識が求められるかもしれません。

国土交通省ポスターより

5G

 あらゆるモノが繋がるIoTの進展に伴い、その基盤となる通信ネットワークの重要性は飛躍的に増大する。画像や動画を始めとして大容量の情報が多数やりとりされるようになり、社会に存在するあらゆる機器が接続されることになればその数も膨大なものとなる。また、遠隔医療のように機器をネットワーク経由でタイムラグなくスムーズに操作することが求められる場面も増える。本格的なIoT時代を迎えるにあたり、こういった要請に応える通信システムが求められる。

 移動通信のシステムは、音声主体のアナログ通信である1Gから始まり、パケット通信に対応した2G、世界共通の方式となった3Gを経て、現在ではLTE-Advanced等の4Gまでが実用化されている。これに続く次世代のネットワークとして注目されているのが5G、即ち第5世代移動通信システムである。

 5Gは2020年の実現を目指し、世界各国で取組が進められている。グローバルの携帯電話事業者による業界団体GSMAによれば、2020年以降世界の5G回線数は、約5年で11億回線、世界人口に対するカバー率は約3割に達すると予測している(平成30年版 情報通信白書 より)

グリーンボンド

 企業や地方自治体等が、国内外のグリーンプロジェクトに要する資金を調達するために発行する債券をグリーンボンドと呼びます。

  1. 調達資金の使途がグリーンプロジェクトに限定される。
  2. 調達資金が確実に追跡管理される。
  3. それらについて発行後のレポーティングを通じ透明性が確保される。

(グリーンボンド発行促進フォーラムより)

ちょっとわかりにくいですが、「ESG投資」と関連しそうですね。

ソーシャルビジネス

 地域社会においては、環境保護、高齢者・障がい者の介護・福祉から、子育て支援、まちづくり、観光等に至るまで、多種多様な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて、住民、NPO、企業など、様々な主体が協力しながらビジネスの手法を活用して取り組むのが、ソーシャルビジネスです。(経済産業省より)

 高齢者、障がい者関連のキーワードが出た今、注目されるキーワードと考えます。

指定感染症

 言わずと知れた新型コロナウィルス関連です。

しかし、法律としてみるとややこしいみたいです。

厚生労働省より

 指定感染症は第1類~5類に分けられていますが、新型コロナは現時点で1類~5類のどこかに位置づけるというものではない、ようです。ちょっと問題が作りにくいかもしれませんね。

食品ロス

「食品ロスの削減の推進に関する法律」(略称 食品ロス削減推進法)が、令和元年5月31日に令和元年法律第19号として公布され、令和元年10月1日に施行されました。

・世界には栄養不足の状態にある人々が多数存在する中で、とりわけ、大量の食料を輸入し、食料の多くを輸入
に依存している我が国として、真摯に取り組むべき課題であることを明示
・食品ロスを削減していくための基本的な視点として、①国民各層がそれぞれの立場において主体的にこの課題に取り組み、社会全体として対応していくよう、食べ物を無駄にしない意識の醸成とその定着を図っていくこと、②まだ食べることができる食品については、廃棄することなく、できるだけ食品として活用するようにしていくことを明記


→多様な主体が連携し、国民運動として食品ロスの削減を推進するため、本法を制定する旨を宣言(食品ロスの削減の推進に関する法律の概要)より

 まさに社会的問題で、前述した、バイオプラスチックとの関わりと連携させる考え方もありますね。農業部門でも出題されるかもしれません。

おわりに

 いかがでしたでしょうか?(引用文ばかりですが)総監キーワードは考えればキリが無いのですが、日々の新しい出来事や社会的問題の法律やルールを知る、という習慣が必要ですね・・・。

技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問31

1-1-31 安全文化という考え方についての次の記述のうち、最も不適切なものはどれか?

①安全文化という考えは、チェルノブイリ原発事故の原因調査をきっかけとして生まれたものであり、当時の原子力安全の考え方や意識そのものへの問題提起であった。

→適切。安全文化は1986年に発生したチェルノブイリ事故の原因の調査と検討の結果をきっかけとして生まれました。(電気事業連合会より)


②組織においては、自己のエラーやミスを自ら報告することは難しいので、厳格な検査や監査による他者の指摘を重視する繁囲気を熟成する必要がある。

→最も不適切。組織においては、自分のミス、エラーなどを申告できる、雰囲気のよい環境づくりに努める必要があります。


③組織においては、緊急時にトップの判断が常に正しいとは限らないので、一時的に専門家に権限委譲するといった柔軟性も必要である。

→適切。そのためのスペシャリスト「技術士」です!!


④粗織においては,改善すペきことを正しく認識し,改革を実行していくための意思と能力を持つ必要がある。

→適切 安全文化は、PDCAサイクルを回す必要があります。


⑤組織においては、 公正さを保つため, 許容できる行動と許容できない行動を繰引きし、皆が合意する必要がある。

→適切。これは総監用語であるALARPの原則を意図していると思われます。

(ALARPの原則とはリスクは合理的に実行可能な限り出来るだけ低くしなければならないというものである。)

以上より正解は②

技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問17

1-1-17 我が国の2009年から2018年までの知的財産の出願件数に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

① いわゆるPCT国際出願の件数は、増加傾向を示しており、2018年に過去最高を記録した。
② 特許出願件数(PCT国際出願のうち国内移行したものを含む。)は、2009年以降漸減傾向であったが、ここ数年、ほぼ横ばいで推移している。
③ 意匠登録の出願件数は、多少の増減を繰り返しながらほぼ横ばいで推移している。
④ 商標登録の出願件数は、 ここ数年、増加傾向が続いている。
⑤ 実用新案登録出願件数は、多少の増減はあるものの特許出願件数のほぼ1/6で推移している。

実際に推移を見てみましょう

①PCT国際出願件数

   ①PCT出願件数は、2018年に過去最高ですね →適切

②特許出願件数

 ここ数年、横ばいですね →適切

③意匠登録出願件数

  こちらもほぼ横ばいですね。→適切

④商標登録出願件数

  増加傾向ですね →適切

⑤実用新案登録出願件数

    特許出願310,000件に対し、わずか5,300件 

  これは

  1/6 ではなく、1/60ですね → 不適切

   正解は⑤

  出典:特許庁ホームページ

 こちらも良かったらご覧ください。

技術士総合技術監理部門 情報管理 知的財産権年数語呂合わせ 

 知的財産権、有効年数がたくさんあって、覚えにくいですよね。ここでは、年数を覚える語呂合わせを作ってみました。

語呂合わせ(ちょっと長いです)

特急20号(特許権20年)

10年に1度の地震で事故(実用新案権10年)

遺書を25枚、郁恵を想いニコニコ書き(意匠権25年)(育成者権25年)

10枚消去した(商標権10年)

長作は70歳(著作権70年)

カイロに住んで10年目(回路配置利用権10年)

カイロ発の特急20号が10年に1度の地震で脱線事故。70歳の長作はカイロに住んで10年。まもなく尽きる命を振り絞り、妻の郁恵を想い、遺書を25枚書くが、郁恵に都合の悪い事実もあり10枚は消した、という意。

※医薬品の特許権は25年の場合がある。医薬品が出たら注意!

特許と実用新案の違い

特許法の保護対象

 特許法第2条に規定される発明、すなわち、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものを保護の対象とします。したがって、金融保険制度・課税方法などの人為的な取り決めや計算方法・暗号など自然法則の利用がないものは保護の対象とはなりません。また、技術的思想の創作ですから、発見そのもの(例えば、ニュートンの万有引力の法則の発見)は保護の対象とはなりません。さらに、この創作は、高度のものである必要があり、技術水準の低い創作は保護されません。

実用新案法の保護対象

 実用新案法第2条、第3条に規定される考案、すなわち、自然法則を利用した技術的思想の創作であって、物品の形状、構造又は組合せに係るものを保護の対象とします。したがって、物品の形状等に係るものですから、方法に係るものは対象となりません。また、特許法の保護対象とは異なり、技術的思想の創作のうち高度のものであることを必要としません。


出願件数の推移

特許権の出願件数

実用新案権の出願件数

 このように、特許権は横ばい、実用新案権の出願は減少傾向にあります。やはり、コンテンツが高度化し、高度な特許権を取得する方向にシフトしたのでしょうか?? その割には特許出願件数は増えてませんが。

 出典:特許庁ホームページ

 

技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問23

1-1-23 機械学習によるデータ活用のプロセスを表した以下の図の(ア)~(エ)に 該当する用語の組合せとして、最も適切なものはどれか。

  (ア)  (イ)   (ウ)    (エ)
①  学習   前処理   モデル    推論
② テスト  可視化  データセット  推論
③ テスト  前処理   モデル    拡張
④  学習   可視化  データセット  推論
⑤  学習   可視化   モデル    拡張

答え①

情報通信白書に同様の記載あり

技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問27

1-1-27 技術の安全に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

① 定格出力が80wを超える産業用ロボッ トにおいては、労働安全衛生法で定められた危険性等の調査に基づく措置を実施し、危険のおそれが無くなったと評価できるときは、人との協働作業が可能である 。

⇒適切 労働安全衛生規則第150条の4において、「事業者は、産業用ロボットを運転する場合において、運転中の産業用ロボットに接触することにより労働者に危険が生ずるおそれのあるときは、さく又は囲いを設ける等当該危険を防止するために措置を講じなければならない」と規定されている。

 また、労働安全衛生規則では、労働者と産業用ロボットの協働作業は認められていない。ただし、定格出力80ワット以下は、規制対象外。(労働安全衛生法における産業用ロボット規制の概要より)

 しかし、労働者と産業用ロボットの協働作業における安全条件が、国際的にも議論され確立されつつあるため、労働安全衛生法における産業用ロボット規制に、当該安全条件を導入することを検討する動きもあり、今後の動きにも注視が必要です。


② 患者と一体となって運動する機能回復ロボッ卜の安全性については、国際標準が発行されたことから、我が国の先端医療技術の国際市場への導入促進が期待されている。

⇒適切 機能回復を行うためのロボットは世界各国で開発され、利用され始めています。しかしながら、患者と一体となって運動するロボット機器という特殊性があること、また、既存の複数の要求事項の解釈に幅があることから、世界各国の承認審査基準は整合していませんでした。今般、これを解決すべく、日本の提案により、機能回復ロボットの安全性に関する国際標準が発行されました。これにより、日本の先端医療技術の国際市場への導入促進が期待されます。(経済産業省ニュースリリース 2019年7月23日より)

機能回復ロボットの例(IEC 80601-2-78より)

 なお、同じ年に「手術ロボット」も国際標準が発行されています。来年も同様の問題が出るかもしれません。


③ AIによって多くの社会システムが自動化され安全性が向上する一方で、新たなリスクも生じることから、社会はAIのベネフィットとリスクのバランスに留意する必要がある。

⇒適切  AIで全て自動化するのではなく、人間によるキャリブレーションが必要であったり、人間が手を加えることも時には必要である


④ 遠隔型自動運転システムの公道実証実験において、一定の基準を満たす場合には、1名の遠隔監視・操作者が複数台の実験車両を走行させることができる 。

⇒適切 例えば、新東名高速道路などで実験されている「隊列走行トラック」がある。(運転手は先頭の1名のみ)

(写真:国土交通省より)
総務省チャンネルより

⑤ IoT機器では、サイバー攻撃を受けた場合にその影響が当該機器にとどまるため、他の関連するIoTシステムやIoTサービスへの波及を回避できる。

⇒不適切 IoT機器は、機器の性能が限定されている、管理が行き届きにくい、ライフサイクルが長いなど、サイバー攻撃に狙われやすい特徴を持っています。セキュリティ対策に不備があるIoT機器は、マルウェアに感染しサイバー攻撃に悪用されるおそれがあります。諸外国においては、IoT機器を悪用した大規模なサイバー攻撃(DDoS攻撃)によりインターネットに障害が生じるなど、深刻な被害が発生している。(総務省 脆弱なIoT機器及びマルウェアに感染しているIoT機器の利用者への注意喚起の実施状況 より)


以上より⑤が最も不適切である。

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技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問40

1-1-40 様々な組織の社会的責任と環境管理活動に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

① IS0 26000は、企業だけでなく様々な組織の社会的責任に関する国際規格であり、我が国ではJIS化されている。

② エコアクション21 は、中小事業者にも取組みやすい環境マネジメントシステムとして策定されたものであり、近年、建設業者や食品関連事業者向けのガイドラインも公表されている。

③ トリプルボトムラインとは、企業の持続可能性についての考え方であり、企業活動を経済の観点のみならず環境と人的資源の観点からも評価しようとするものである。

④ ESG投資とは、環境、社会、企業統治に配慮している企業を重視・選別して行う投資のことをいい、国際連合が提唱した責任投資原則の基本となる考え方である。

⑤ 環境会計とは、企業等が、事業活動における環境保全のためのコストとその活動により得られた効果を認識し、可能な限り定量的に測定し伝達する仕組のことである。

③が不適切  企業の経済的側面、社会的側面及び環境的側面の三つの側面について、述べるべきことを言うものであり「人的資源」が不適切である。

技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問25

1-1-25 次のA~Dのシステム安全工学手法と、その特徴の説明である(ア)~(エ)の組合せとして、最も適切なものはどれか。

A:VTA

B:FTA

C:FMEA

D:ETA

(ア)作業がすべて通常どおりに進行していれば事故は起こらないとの考えの下で、通常から逸脱した操作や判断、その結果としての状態を時間軸に沿って分析する 。

(イ)頂上事象の発生に必要な条件と要因の因果関係を明らかにし、それをツリー状に展開して表現する。

(ウ)初期事象がいろいろな経路をたどり、最終的にどのような事象にまで進展するのかを明らかにする。

(エ)システムの構成要素ごとに固有の故障モードを同定し、それらの故障モードが発生したときのシステムに及ぼす影響を分析する。  

   A B C D

① エ イ ア ウ

② エ ウ ア イ

③ ウ ア イ エ

④ ア イ エ ウ

⑤ ア ウ エ イ

VTA バリエーションツリー分析

自己の進展における変化に着目し、FTAを基本としたツリーを用いて正常状態から逸脱を追跡する対策志向型の分析手法のことである。

FTA フォールトツリー分析

その発生が好ましくない事象(出力)を頂点に取り上げ、木の枝のようにしだいに源泉の方に図式に展開して、その発生源(入力)およびその発生経路を解析する方法である。すべての入力の発生確率が定量的に推定できる事象(基本事象という)まで分解できると定量的に出力を推定することができる。

FMEA 潜在的故障モード影響解析

重大事故を取り上げ原因となる問題を分析し、相互関係を明らかし、安全性に致命的な関係ある故障を識別する手法である。システムの相互関係の確認ができ、複数の人間による作成が可能であるが、ヒューマンファクターや環境条件を考慮しにくく、複数のエラーを検討するには適しない。

ETA イベントツリー分析

故障(入力)が発生したとして、時間の経過をたどり、どんな事象(出力)に発展するかを解析する図式解法である。各事象の発生確率が推定できると定量的な解析もできる。

以上より、答えは④である。