技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問8

Ⅰ-1-8 機械設備の保全活動は、計画・点検・検査。調整・修理・取替などを含む設備のライフサイクル全般の観点から行われる。 保全活動を、設備の故障・不良を排除するための対策を講じたり、それらを起こしにくい設備に改善したりするための「改善活動」と、設計時の技術的側面を正常・良好な状態に保ち、効率的な生産活動を維持するための「維持活動」に分類するとすれば、次の組合せのうち最も適切なものはどれか。    

    「改善活動」        「維持活動」

 ① 定期保全・保全予防      予知保全・改良保全

 ② 改良保全・事後保全      定期保全・予知保全

 ③ 保全予防・改良保全      事後保全・予防保全

 ④ 改良保全・予知保全      保全予防・事後保全

  ⑤ 予防保全・事後保全      改良保全・保全予防

 【正解③】

【解説】保全方法を「改善活動」と「維持活動」の2つに分類する問題。 予防保全:設備の劣化傾向を管理し,保全の時期や修理方法を決める方式。設備の点検などによる予防に重点を置いた保全方式であり,①日常保全②定期保全③予知保全の3つの方式がある。故障・不良をするための対策を講じるため,「維持活動」にあたる。 定期保全:予防保全の3つの方式のひとつ。従来の経験から周期を決めて点検する方式。定期的に分解・点検して不良品を取り換えるオーバーホール型保全方式がある。故障や不良を排除する活動のため,「維持活動」にあたる。 予知保全:予防保全の3つ方式のひとつ。設備の劣化傾向を設備診断技術によって管理し,保全の時期や修理方法を決める方式。故障や不良を排除する活動のため,「維持活動」にあたる。 改良保全:同種の故障が再発しないように弱点を補強する方式。故障や不良を起こしにくい設備に改善したりする活動のため,「改善活動」にあたる。 保全予防:信頼性,保全性,操作性,安全性などを考慮して保全コストや劣化損失を少なくする活動。すなわち,最初から信頼性の高い設備にするというもの。設計時の技術的側面を正常・良好な状態を保つ,すなわち信頼性を高くする活動といえるので「改善活動」にあたる。 事後保全:故障停止または有害な性能低下に至ってから,修理を行う保全方法のこと。故障や不良を排除しないため,改善活動には該当せず,「維持活動」にあたる。 事後保全の中でも,計画事後保全は,あえて故障してから修理した方が保全に係るコストを抑えられる保全方法である。 したがって,正しい組み合わせは③となる。

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