技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問31

1-1-31 安全文化という考え方についての次の記述のうち、最も不適切なものはどれか?

①安全文化という考えは、チェルノブイリ原発事故の原因調査をきっかけとして生まれたものであり、当時の原子力安全の考え方や意識そのものへの問題提起であった。

②組織においては、自己のエラーやミスを自ら報告することは難しいので、厳格な検査や監査による他者の指摘を重視する繁囲気を熟成する必要がある。

③組織においては、緊急時にトップの判断が常に正しいとは限らないので、一時的に専門家に権限委譲するといった柔軟性も必要である。

④ 粗織においては,改善すペきことを正しく認識し,改革を実行していくための意思と能力を持つ必要がある。

⑤ 組織においては、 公正さを保つため, 許容できる行動と許容できない行動を線引きし、皆が合意する必要がある。

【正解②】

【解説】

① 適切「安全文化(セイフティカルチャー)」という考え方は、1986年に発生したチェルノブイリ事故の原因の調査と検討の結果をきっかけとして生まれた。 国際原子力安全諮問グループINSAGの報告書では、 「安全文化とは、『原子力施設の安全性の問題が、すべてに優先するものとして、その重要性にふさわしい注意が払われること』が実現されている組織・個人における姿勢・特性(ありよう)を集約したもの。」としている。

② 不適切 ネガティブな情報なども報連相が気軽にできる職場文化を築く必要がある。

③ 適切 専門家などで構成された「調査委員会」などの例がある。

④ 適切 PDCAサイクルのことである。

⑤ 適切 ALARPの原則のことである。リスクは合理的に実行可能な最低の水準まで低減しなければならないという概念(製品設計知識 田口技術士事務所HPより)

技術士には体力も必要。管理人も飲んでます。

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