技術士総合技術監理部門2020択一問題解説 問3

Ⅰ-1-3 プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOKガイド) 第6版に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

① プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施される有期的な業務のことをいう。

② CPMは、プロジェクト・チームがプロジェクト目標を達成するために実行する作業の全範囲を階層的に分解したものである。

③ アクティビティ所要期間の見積りやコストの見積りに用いられる技法として、三点見積りやパラメトリック見積りがある。

④ ガントチャートは、スケジュール情報を視覚的に示す図の1つであり、縦軸にアクティビティをリストアップし、横軸に時間軸をとる。

⑤ リスク対応の計画において、脅威に対処するために考慮され得る戦略として、回避、軽減、転嫁、受容などがある。

【正解②】

【解説】PMBOKの内容についての理解に関する問題。選択肢③は,プロジェクトのコスト見積りの技法の種類にどのようなものがあるのか理解していないと回答できない。

①正:プロジェクトとは,一連の調整された,管理された,開始日と終了日のある活動からなり,時間,コスト及び経営資源の制約を含む特定の要求事項に適合する目標を達成するために実施される特有のプロセス(ISO10006)に定義されている。

②誤:CPM(Critical Path Method)とは,PERTの計算を前提とし,総所要時間が納期内に収まるよう,クリティカル・パス上の作業に対して,費用をかけて帰還を短縮する最適(コスト最小)な期間短縮方法を見出す手法である。作業の全範囲を階層的に分解するのは作業分解図(WBS:Work Breakdown Structure)である。

③正:三点見積りは,プロジェクトの作業時間や,その作業の金額を楽観値,最可能値,悲観値の三点から見積る手法である。パラメトリック見積りは,関連する過去のデータとその他の変数との統計的関係を用いて,プロジェクト作業のコストを見積もる技法である。よって,問題文の記述は正しい。

④正:ガントチャートの記述として正しい。ガントチャートは,作業の開始日から完了日までの期間をバーで示し、作業における依存関係を,矢印などを使用して視覚的に表したもので,工場などで人員や工程の管理などに利用される。

⑤正:リスク対応の計画とは,リスク評価のことで,リスク解析により算定されたリスクの大小及びその特性によって決定するもので,リスク保有(受容),リスク低減(軽減),リスク回避,リスク移転がある。

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